
引退した女性アスリートが競技の枠を超え、各種スポーツイベントでリポーターやキャスターに抜擢されるケースが目立つ。現役時代から水面下では獲得合戦が繰り広げられているという。
アスリートに対する世間の印象は良い。競技への真摯な姿勢や勝負の世界でキャリアを積み重ねてきたことへのリスペクトがあるからだろう。男女問わず様々なアスリートたちが、時には現役中にもかかわらず様々なメディアに登用されてきた。
「日本人が好きな五輪で活躍したアスリートは人気が高い。また男女問わず、芸能人顔負けの魅力溢れる人物も多い。特に女性アスリートに関しては、各局が血眼になって出演可能な人材を探している状態」(大手広告代理店関係者)
現在、高評価を得ているのが元卓球日本代表・石川佳純さんだ。フジテレビ系列のパリ五輪スペシャルキャスターの大役を務め上げたのは記憶に新しい。
「笑顔を忘れない人当たりの良さとコメント力が素晴らしい。聞き取りやすい話し方に加え、卓球以外の競技もしっかり勉強しているのが伝わってきた。バラエティ番組やCM出演依頼が増え続けており、今後も需要は高いはず」(在京テレビ局編成担当)
真面目で研究熱心な姿勢は現役時代から変わらない。人当たりも抜群に良く、人気お笑いコンビ「オードリー」のラジオ番組に出演した際もテンポ良く会話をこなす能力を発揮するなど、現時点では最高評価と言える人材だ。
そんな中、“次に続く人材”として現役選手にも注目を集める女性アスリートが存在する。現在、怪我からの競技復帰を目指しているフィギュアスケートの紀平梨花には熱視線が送られているという。
「世界大会で優勝した実力に加え、華やかな雰囲気にも注目が集まるスケーター。時折SNSなどに揃って登場するタレントの姉・萌絵も評判。右足骨折からの完全復活を願っている人は多く、2026年ミラノ・コルティナダンペッツォ五輪でのメダルが期待されている」(大手広告代理店関係者)
現在は拠点をカナダに移して復活に全力を注ぐ。メディア登場時には自らの言葉でしっかり話せるところを見せており、競技から離れた“その後”にも注目したい選手の1人だ。