「30代になってから、自分の時間をちゃんと取ろうと思うようになりました」と廣津留さん(撮影/吉松伸太郎)

Q.  廣津留さんが30代になって「変わった」と思うことがあれば教えてください。

A. 20代の頃は「会えるチャンスがある人には会っておかないといけない」と思い、無理をしてでもたくさんの人に会うようにしていたのですが、30代に入ったあたりから、会った後にどれだけ関係性が続いていたかなと、ふと考えるようになりました。一時的に会う人がたくさんいるよりも、たとえ人数は少なくても時間をかけて関係性を構築できる人やコミュニティーを大切にするほうがいいんじゃないかと思うようになってきたんです。

 仕事も忙しくなり、自分の時間をちゃんと取らないといけないという思いもあります。誘われる場すべてに顔を出していると一人で過ごす時間が本当になくなってしまって。情報収集は積極的にしたほうがいいと思うのですが、頭の中に余裕がないと何も入ってこなくなるので、自分の時間を確保することが大事なんですよね。何年か前に「セブンルール」というテレビ番組に出演したときは、マイルールの一つとして「夕飯は人と食べる」と話したんですけど、今はそこまで守っていません。一人で食べることもときには必要かなって。30代になって考え方がアップデートされるにつれ、自分のルールも変わってきた感じがします。

構成/岩本恵美 衣装協力/BEAMS

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