「今は愛する楽天への気持ちは吹っ切れただろう。MLBのワールドシリーズを夫人同伴で観戦したのも、ヤンキース在籍時の熱い気持ちを思い出すためだったではないか。かつての剛球は投げられなくても投球の巧さは変わらない。気持ちが蘇れば復活できるはず」(スポーツマネージメント会社関係者)

 楽天退団が明らかになってから複数球団が興味を持っていると報道され、野球選手としての商品価値は健在ということの表れだ。獲得球団には有形無形の好影響をもたらすのは間違いなく、来季の優勝争いを左右することになる余力も残っているという声もある。

「いろいろ言う人はいるが、楽天や東北の人々にとって将大は誇りで感謝しかない。残りの野球人生、思うようにやって完全燃焼して欲しい。球団は変わっても応援している」(楽天関係者)

 かつて、野村克也監督に「マー君、神の子、不思議な子」と言われた時のように“持ってる”男であることを再び証明できるのか。36歳となった田中の今後に注目したい。

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