キャラクターが続々。「池袋ハロウィンコスプレフェス2024 Powered by dwango」でパレードするコスプレイヤーたち=米倉昭仁撮影
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 11日放送の「月曜から夜ふかし」(日本テレビ・月曜午後10時)は、「毎年恒例!夜ふかし的ハロウィーン仮装大賞」がお題のひとつ。池袋、渋谷、福岡、広島、大阪、名古屋の個性的過ぎる仮装を調査! どんな装いが飛び出すか!? そんな池袋に集まるコスプレイヤーの過去の人気記事を振り返る(「AERA dot.」2024年10月31日配信の記事を再編集したものです。本文中の年齢等は配信当時)。

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「渋谷はハロウィーンをお休みします」。そんな看板を掲げた東京都渋谷区とは対照的に、池袋がある豊島区はアニメやゲームの登場人物などに扮した「コスプレイヤー」たちのハロウィンイベントを後押ししてきた。

以前は「変態」扱いされたことも

「やっとコスプレが市民権を得てきた。この文化が日本の宝として世界に広まってほしい」

 そう語るのは、ティーポットとカップを手にした白髪のダンディーな男性、コスプレネーム「犬丸」さん(千葉県、46)。

漫画「僕のヒーローアカデミア」の敵キャラクター「ジェントル・クリミナル(右)」「ラブラバ」に扮した「犬丸」さん(千葉県、46)、「ちゃーみん」さん(埼玉県)=米倉昭仁撮影

 犬丸さんが装ったのは「ジェントル・クリミナル」。漫画『僕のヒーローアカデミア』の敵キャラクターで、衣装もメイクも本物さながらに決まっている。

 そんな犬丸さんの言葉にうなずくのは、ツインテールの赤い髪がトレードマークの相棒「ラブラバ」に扮した「ちゃーみん」さん(埼玉県)。

「ひと昔前は『オタクの街』といえば、秋葉原のイメージでしたが、池袋にシフトしてきた感じがします。特に女性が多いコスプレイヤーについてはそうです」(ちゃーみんさん)

 10月25~27日に開催された「池袋ハロウィンコスプレフェス2024 Powered by dwango(通称・池ハロ)」は、2014年の初開催から11年目を迎えた。参加費を支払うと、決められたエリア内や商業施設でコスプレを楽しめる。

「私たちが若いころ、コスプレイヤーは『変態』とか『頭のおかしい人』という扱いでした。でも、今日はコスプレを愛する人がこんなに集まった。池袋という街は寛容で、一般の人から変な目で見られないのがとてもうれしい」

 そう犬丸さんはしみじみと語った。

 運営会社のドワンゴによると、毎年2万人以上のコスプレイヤーが参加する。今年は一般の人も含めて約16万人が訪れ、日本最大級のハロウィンイベントに育った。

岐阜県から夫婦で参加

「コスプレのまま街を歩けるのはとても新鮮で楽しい。日ごろの嫌なことも忘れられます」

 そう打ち明けるのは、岐阜県から夫婦で参加した「石炭さん(33)」と「ぴかまる」さん(34)。

 テレビアニメ「ポプテピピック」の「ポプ子」「ピピ美」に扮する2人は6年前、「ニコニコ超会議」(千葉市)のコスプレイベントで知り合い、結婚した。

テレビアニメ「ポプテピピック」の「ポプ子」と「ピピ美」に夫婦で扮する「石炭さん」(左、33)と「ぴかまる」さん(34)。岐阜県から参加=米倉昭仁撮影
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