なお楽天証券新NISAをはじめた場合は、オルカンと同種の投信で信託報酬というコストがちょっぴり安い「楽天・プラス・オールカントリー株式インデックス・ファンド」でもいいだろう。

 楽天証券専売の「楽天・プラス」という投信シリーズの中の一本で(全6本)、楽天証券は楽天・プラスシリーズに限り保有ポイント(投信を持っているだけでポイントを定期的に進呈)も付与している。

12月第1週までに設定

 ハルさんは投信の規模も安心感につながる、と語った。

「純資産総額(規模)が大きいほうが安心。オルカンは純資産総額は約4兆円(2024年10月1日現在/以下同)で、日本で2番目に大きい。一番大きいのは『eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)』で約5兆円です」

 世界中の株ではなく、米国の株に幅広く投資できればいいと思う人は、オルカンではなく「米国株式(S&P500)」でもいい。

 ハルさん自身は、2024年1月に新NISAの成長投資枠でオルカンを240万円分、一括購入。つみたて投資枠で毎月10万円ずつ、クレジットカードつみたてをしているという。さすが億り人……。

 りんりさんは1月に120万円分、オルカンを買った。オルカン以外では、米国債券のインデックス型投信などを実験的に買ったりして楽しんでいるという。

 何をつみたてるかが決まったら、あとはネット証券にログイン→投信のクレジットカードつみたてを申し込む。

 そして、ここが一番肝心なのだが「あとは忘れる」。もう何もしなくていい。仕事でも趣味でも好きなことに集中してほしい。

 2025年1月から投信のクレジットカードつみたてをはじめたいなら、2024年

12月第1週までに手続きを済ませておこう。

取材・文/安住拓哉、中島晶子(AERA編集部)

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編集/綾小路麗香、伊藤忍

AERA Money 2024秋冬号』から抜粋

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