トランプ VS. ハリスの行方は
バイデンはついにカマラ・ハリスにバトンを渡した。ハリスは2015年に大統領に立候補したが、最初の予備選の前に脱落している。
現在の副大統領の地位は自分で勝ち取ったものではなく、今回、民主党候補の筆頭になったことも正式な予備選を経たわけでもない。そういう意味では、彼女の実力はまったく未知数だ。正式に予備選を経ていれば、「残っていないかもしれない」という人も多い。
だが、最新の世論調査(NPR Marist Poll)では、ハリスが45%、トランプが46%と互角。大統領選の先行きはまったく不透明になった。
ハリスは「中間層を作り上げることが大統領としての私の目標になるでしょう」と初選挙集会で意気込みを語った。
果たして誰が大統領になるのか。ドナルド・トランプは再選を果たすのだろうか。
(ジャーナリスト・大野和基)