来季も引き続き米国でプレーしたい意向を示している藤浪晋太郎(AP/アフロ)
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 藤浪晋太郎は来シーズンどこでプレーしているのだろうか。様々な憶測が飛び交う中、今オフはメジャー球団に自身の能力を売り込むためプエルトリコで行われるウインターリーグに参加する。

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 世間はドジャース大谷翔平と山本由伸が出場しているMLBのワールドシリーズに関する話題で一色。またNPBは日本シリーズで盛り上がっているが、その裏で藤浪の過酷な挑戦が始まろうとしている。

「過去にもウインターリーグに参加した日本人選手は数多くいる。しかしハワイやオーストラリアなどと違い、中南米のリーグはレベルが桁違い。プレー環境もタフなため普段の実力を発揮できるかが最初の課題となる」(MLBアジア地区担当スカウト)

 来季も米国でのプレーを目指している藤浪。11月からプエルトリコで始まるウインターリーグにカロリーナ(ギガンテス)の一員として出場するが、その見通しは明るくないという。

「レベルが高いウインターリーグで内容と結果の両方が求められる。今季序盤に痛めた右肩は完治しているが、30歳という年齢を考えてもMLB球団と契約するには余程の活躍をしないと厳しい」(スポーツマネージメント会社関係者)

 藤浪はメジャー2年目となった今季は苦戦続きだった。

 昨オフにメッツと1年335万ドル(約5億1000万円)で契約するも、オープン戦で5試合に登板し、防御率12.27と安定した投球を見せられず。開幕前にマイナーに降格すると5月には右肩の違和感で故障者リスト(IL)入り。

 その後に実戦復帰を果たすも7月26日にはメジャー40人枠から外れ、シーズン終了までメジャーでの登板はゼロ。マイナーでは4球団でプレーし、33試合(うち1試合は先発)に登板して1勝2敗1セーブ7ホールド、防御率5.94の成績に終わった。

「100マイル(約160キロ)の真っ直ぐなど、球威は魅力だが制球難は依然として課題となっている。先発、ブルペンのどちらで考えても使いにくいタイプなので、獲得に関しては大きなリスクを伴う」(MLBアジア地区担当スカウト)

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