2025年のドラフト戦線どうなる　“目玉”は現状不在？ 「1位候補」など注目すべき選手たち

　本日10月24日に行われた2024年のプロ野球ドラフト会議。しかし高校野球では新チームが来年春のセンバツ高校野球出場をかけた地区大会が佳境を迎えており、来年のドラフトに向けた動きもスタートしている。2025年のドラフト戦線にはどんな選手が浮上してくるのだろうか。

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　今年の目玉である金丸夢斗（関西大・投手）、宗山塁（明治大・遊撃手）は昨年のこの時点から既に1位指名が有力視されており、西川史礁（青山学院大・外野手）、渡部聖弥（大阪商業大・三塁手兼外野手）、中村優斗（愛知工業大・投手）なども評価が高かったが、来年の候補では現時点で1位指名間違いなしという選手は不在の印象だ。

　特に人気になりやすい大学生投手では堀越啓太（東北福祉大）、渡辺一生（仙台大）、高須大雅（明治大）、久野悠斗（明治大）、伊藤樹（早稲田大）、斉藤汰直（亜細亜大）、山城京平（亜細亜大）、島田舜也（東洋大）、高木快大（中京大）、藤原聡大（花園大）などの名前が挙がるが、誰が一番人気になるかはまだまだ見えてこない。

　ボールのスピードでは150キロ台中盤をマークする堀越が頭一つ抜けているが主にリリーフでの起用ということで人気が集まるかは微妙なところだ。渡辺、高須、伊藤、高木は3年生ながら大学日本代表にも選ばれているものの、渡辺は制球、伊藤は球威、高木は安定感が課題となり、高須はこの秋に怪我で離脱している。ここから1年で他の選手が浮上してくることも考えられるだろう。

　大学生野手では小島大河（明治大・捕手）、松下歩叶（法政大・三塁手）、谷端将伍（日本大・三塁手）、立石正広（創価大・三塁手）、松川玲央（城西大・遊撃手）、大塚瑠晏（東海大・遊撃手）、西原太一（上武大・外野手）、山下来球（国士舘大・外野手）などが有力候補。今年の宗山、西川、渡部ほどのインパクトはないが、あらゆるタイプが揃ったという印象。強打者タイプでは松下、谷端、立石の3人。いずれも右打者であるというのも評価されやすいポイントだ。