表情台に立つ卓球女子団体の選手たち(写真:新華社/アフロ)

ひろゆきも「超優秀なビジネスモデル」と絶賛

 ちなみに、東京オリンピックの混合ダブルスで金メダルを取った水谷さんと伊藤は最高位の10段。世界選手権で優勝したことのある石川佳純さん(31)は9段。2017年のアジア選手権シングルスで優勝した平野は8段。全日本選手権での優勝経験のある福原愛さん(35)や早田は7段である。

「段位取得時には日本卓球協会に登録料を払う必要があり、基本的に1段上がるにつれ1万円ずつ値段も上がります。他にもメーカーのユニホームやラバー、ラケットは全て協会が公認していて、そういった収入が世界で戦う選手たちに還元される仕組みとなっています。卓球選手たちは、金銭的な理由で海外遠征にいけないということがないので、その点では他競技の選手たちより恵まれた環境と言えるかもしれませんね」(前出のスポーツライター)

 実業家の西村博之さんはYouTubeでの水谷さんとの対談でこの話を聞き、「超優秀なビジネスモデル」と絶賛していたが、このシステムが「中国撃破」に繋がったのであれば、全国の卓球競技者の顔が緩みそうだ。

(泉康一)

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