9月末の放送から3週間がたったNHK連続テレビ小説「おむすび」だが、2週目の視聴率は失速し、離脱組が早くも出ているようだ。橋本環奈がヒロインを務める本作は福岡、神戸、大阪を舞台に、橋本演じる“どんな困難も明るくたくましく乗り越える”をモットーとする平成時代のギャルが栄養士となり、現代人が抱える問題を解決していくという青春物語だ。
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視聴率が伸び悩む中、ヒロイン・米田結の8つ年上の姉役である仲里依紗(35)に注目が集まっている。10月18日放送回のラストシーンで初めて正式に登場したが、このときを心待ちにしている声が少なくなかったからだ。
「物語はヒロインが住む2004年の福岡県・糸島を舞台にスタートしました。現在は高校生時代を描いていて、個性豊かなギャルたちも登場しているのですが、SNSでは『物語を丁寧に作ってる感じがする』と評価する声がある一方で、『お好み焼きの素を水で薄く薄くのばしてクレープ焼いてるようなストーリー展開』など否定的な声があるのも事実です。そんな中、意外と多かったのが『仲里依紗早く出して!』『おむすび、早く仲里依紗に会いたい』という声で、視聴者は彼女の登場を心待ちにしていたようです」
仲が演じるのはギャルサークル「ハギャレン」の初代総代表を務めた福岡の“伝説のギャル”という役どころ。実家を離れて近況は不明だったが突然、糸島に舞い戻り、奔放な振る舞いで米田家に波乱を巻き起こすというキャラクターで、物語のキーパーソンになりそうだ。この重要な役で確かな演技力を持つ仲が登場すれば、確かにドラマの注目度は一気に上がるかもしれない。
「仲は高い演技力があることはもちろん、実生活でも髪をピンクに染めたり奇抜なファッションをしたりと、ある意味、自身にも大胆かつ型にとらわれないギャルマインドがありそうなところも待望される一因でしょう。例えば昨年9月、自身のYouTubeチャンネルの企画で、タレントのぺえが、1年間で服に使ったお金が6000円だったと明かすと、仲は『マジで? 6000円だったら、私1秒で終わるわ』と話していました。さらに、カードの磁気がすり切れて使えなくなったこともあり、『ハワイで止まったんだから』と告白していました。本人いわく、ひたすら『好き』だけを追い求めるのがポリシーだそうで、自分が着たいものを着るそうです。若者には、心の自由さを幼い頃から身につけてほしいとインタビューで語っていました。そうしたブレない軸をしっかり持っているところは、ギャルと通じるところがあるような気がします」(テレビ情報誌の編集者)