今年の女子ゴルファー日本一を決める日本女子オープンゴルフ選手権(茨城県、大利根カントリークラブ 西コース)は9月29日に終了し、竹田麗央が通算10アンダーでメジャー2勝目を挙げた。
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今季の竹田は、4月のKKT杯バンテリンレディスでツアー初優勝を飾ると、勝ち星を積み重ね9月初旬のソニー日本女子プロゴルフ選手権でメジャー初Vを達成。今回の優勝で通算7勝目となったが、これは1989年の小林浩美(現日本女子プロゴルフ協会会長)が持っていたツアー初優勝したシーズンの最多勝記録(6勝)を超える偉業となった。
また、同一シーズン2度の2週連続優勝は、2015年のイ・ボミ(韓)、2019年の鈴木愛以来3人目。日本タイトル2連勝も史上3人目と快挙に次ぐ快挙となった。
当然ながらメルセデス・ランキング、賞金ランクともトップに君臨する竹田だが、プロテストに合格したのは3年前で、これがツアー3シーズン目。シーズンの成績が分かるメルセデス・ランキングは、ルーキーシーズンが58位で昨季は22位だったが、今年一気にその実力を知らしめている。
竹田のように今季の国内女子ツアーもヒロインが誕生し、プロ入り間もないプロが活躍しているが、では今年、ルーキーシーズンとしてツアーでプレーしているプレーヤーは、どのような成績を収めているのだろうか。
昨年のプロテストでは21名が合格しているが、この中で、今季レギュラーツアーで1番の成績を収めているは、プロテストで15位タイだった政田夢乃だ。
政田は、デビュー戦となったリゾートトラストレディスでいきなり8位タイとトップ10入りすると、NEC軽井沢72ゴルフで2位タイ。最終日の17番でバーディを奪い単独トップに立ったが、最終ホールでダブルボギーを叩き大金星を逃した。
ホールアウト後は、涙を見せ「経験不足でしたし、もう少しマネジメントをしっかりしてから最終ホールをプレーしたかったです」と話したが、首位と6打差から追い上げ一時はリーダーボードのトップに立ったことは評価できる。さらに3日間で獲得したバーディは17個。大会の最多バーディ賞も獲得し大会を盛り上げた。