そして、プロテスト後の進路に注目が集まったが、馬場が選んだのは海を渡ること。米女子ツアーの最終予選会で62位となり出場権が得られず、今季は下部のエプソンツアーで腕を磨いている。

 ここまでの馬場は、17戦に出場しており予選通過は15回。トップ10には4回入りポイントレースでは18位につけている。特に6月のアイランド・リゾート選手権では1打差2位タイにつけプロ初勝利まであと一歩に迫っており、他のプロテスト合格組とは進路は異なるが、着実に実力を積み上げている状況だろう。

 そんな馬場は、10月11日に開幕する富士通レディース(千葉県、東急セブンハンドレッドクラブ)で、プロとして国内で初めてプレーすることが決まった。今季はここまで厳しい環境で過ごしているが、どのようなプレーを見せてくれるのか非常に興味深い。

 次々にヒロインが生まれ新陳代謝が激しい女子ツアーだが、それでもルーキーがいきなり成績を残すのは至難の業。QTで上位に入らなければ試合に出る機会も限られるが、ルーキーたちの中から、“〇〇世代”と言われるトッププロや、第2、そして第3の竹田になるような逸材が生まれることを期待したい。

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