著者の最新作『社会という「戦場」では意識低い系が生き残る』

 ごくまれに、批判すること自体を「知的」であると取り違えている人もいます。

 たしかに「はっきりとモノを言える」というのはすごい能力です。でもそれ自体が、かっこいいわけではありません。

 批判をするよりも、相手の気持ちを考えられる人のほうがよっぽど立派です。批判をすることに注意が向きすぎているあまり、相手の気持ちを1ミリも考えていないのでは意味がありません。

 過剰に批判的になっている人には、相手の気持ちに対する配慮が欠けてしまっています。

 そういう方の意見を1から10まで取り入れる必要はありません。

 もちろん必要な部分は摂取しつつ、あとは受け流してしまって構わないでしょう。

 ただ、仕事の交渉相手などであれば、まずは根気強く交渉を進める必要があります。

 しかし、そもそも、プライベートやSNSなどの「相手にする必要がない人」であれば、「話し合っても仕方ない」と割り切って、人と向き合うのも自分を守るためには重要です。

(ぱやぱやくん)

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