パイレーツのポール・スキーンズ(ロイター/アフロ)
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 パリ五輪では除外されたが、次回のロサンゼルス五輪(以下、ロス五輪)では野球競技が2大会ぶりに復活することが決まった。そこで注目されるのが、開催国で野球の母国である米国が“本気”のメンバーをそろえてくるかどうかだ。

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 開催時期がメジャーリーグのレギュラーシーズンと重なり、高額な年俸の選手が多いことから各球団が選手の派遣を“渋る”可能性も指摘されているが、それでも自国開催だけに「ベストメンバー」をそろえるべきと訴えるスター選手たちも多い。

 そこで今回は現状のメジャーリーグの選手のパフォーマンスを見つつ、ロサンゼルス五輪の米国のメンバーを予想したいと思う。メンバーの人数は前回の野球競技が行われた東京と同じく24人とした。(カッコ内のチームは現所属、年齢はロス五輪時の年齢)

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【投手11人】
・ポール・スキーンズ(パイレーツ/26歳)
・ハンター・グリーン(レッズ/28歳)
・スペンサー・ストライダー(ブレーブス/29歳)
・ギャレット・クロシェ(ホワイトソックス/29歳)
・ローガン・ウェブ(ジャイアンツ/31歳)
・グレイソン・ロドリゲス(オリオールズ/28歳)
・シェーン・マクラナハン(レイズ/31歳)
・オリオン・カーケリング(フィリーズ/27歳)
・メイソン・ミラー(アスレチックス/29歳)
・デビン・ウィリアムズ(ブルワーズ/33歳)
・タナー・スコット(パドレス/34歳)


 投手はここ数年のサイ・ヤング賞の顔触れを見ても、ジェイコブ・デグロム(レンジャーズ)、ゲリット・コール(ヤンキース)、ロビー・レイ、ブレイク・スネル(ともにジャイアンツ)などロス五輪では30代中盤から後半を迎える投手が多く、“これから”の若手が多く入ってくるのは間違いなさそう。

 なんといっても注目はスキーンズ。2023年のドラフト全体1位でプロ入りし、今シーズンにデビューを果たすと早くもメジャー屈指の安定した投球を見せている。このまま順調に成長すれば、ロス五輪の時には世界最高の投手となっている可能性も高い。そのほかにも、グリーン、ストライダー、クロシェなどこれからサイ・ヤング賞を狙える片鱗を見せている投手を選んだ。

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