東京五輪では球数制限は設けられてはいなかったものの、五輪でもワールド・ベースボール・クラシック(WBC)と同じく本来は先発投手の継投が多くなると見られ、カーケリング、ミラー、ウィリアムズ、スコット以外はすべてスターターとした。
【捕手2人】
・アドリー・ラッチマン(オリオールズ/30歳)
・パトリック・ベイリー(ジャイアンツ/29歳)
捕手はラッチマンとベイリーの2人。ともにまだ若手の部類に入るが、すでに所属チームでレギュラーを掴んでいる。ラッチマンはリーグ屈指の“打てる捕手”で、今後は打撃タイトルも期待できるほどの選手。ベイリーは昨年デビューを果たし、97試合の出場ながらゴールデングラブ賞(ナ・リーグ)の投票でファイナリストの3人に名を連ねるほど守備力に秀でている。
【内野手6人】
・ブライス・ハーパー(フィリーズ/35歳)
・トリストン・カサス(レッドソックス/28歳)
・ジャクソン・ホリデー(オリオールズ/24歳)
・ボビー・ウィットJr.(ロイヤルズ/28歳)
・ガナー・ヘンダーソン(オリオールズ/27歳)
・C.J.エイブラムズ(ナショナルズ/27歳)
内野手の中心は“メジャー最高の選手”としての地位を確立しつつあるウィットJr.になるだろう。今季はア・リーグの首位打者争いで2位に大差をつけてのトップをキープ。走攻守で圧倒的な存在感を見せている遊撃手だ。そのほかホリデー、ヘンダーソンも内野の複数のポジションをこなすことができ、将来的にリーグの顔になれるポテンシャルを秘める。ハーパーは長年リーグの顔としてプレーし、国際大会で「米国代表は本気のメンバーを集めるべき」と常々訴えていた選手。ロス五輪時はベテランの部類にはいるが、豪快な打撃とともにリーダーシップにも期待したい。
【外野手5人】
・アーロン・ジャッジ(ヤンキース/36歳)
・コービン・キャロル(ダイヤモンドバックス/27歳)
・ムーキー・ベッツ(ドジャース/35歳)
・ジェームズ・ウッド(ナショナルズ/25歳)
・カイル・タッカー(アストロズ/31歳)