――娘さんの将来をどう考えていますか。
英語を頑張ってきたから英語の道に進んでほしい、というプレッシャーはかけたくない。それは親の勝手な思い入れですから。僕も大学まで行かせてもらったけれど、法学部とは関係のない、そのときにやりたいと思った芸人の道に進んだわけです。そういう意味では、英語でもいいですし、きちんと好きなことを見つけてほしいなと思います。コンビを組んで相方の田中とやってきましたが、やっぱり好きなことだと頑張れたり、しんどいと思わずに何時間でも取り組めたりするので。
自分の人生と重ね合わせて、そんなことを考えます。留学した、ということが、娘の人生でなにか生かされたらいいなとは思います。
――2年後が楽しみですね。
さらに留学を希望したら応援すると思いますが、そのときに考えます。日本の教育システムにもいいところはたくさんあるはずですし。そのときのうちの経済状況もわかりませんが(笑)、親としてできることはしてあげたいですよね。
娘と毎日のようにビデオ通話をしています。この前、「もうこっちに帰ってくる?」とちょっと聞いてみたら、「まだ帰らない」ときっぱり。すっかり順応して楽しそうな娘に、たくましくていいなあと感じています。
(AERA dot.編集部・市川綾子)