娘は同じ年頃の子どもたちに人気のキャラクターにハマらず、「セサミストリート」が大好きで番組もよく見ていました。エルモがお気に入りで、見ているうちに自然に「Yummy!」とか簡単な英語をしゃべるようになりました。それに奥さんが応えるわけです。
――娘さんは小学1年生のときに英検準2級を取得されています。
本当に頑張って問題集をやっていましたね。ママと一緒に勉強したことが合格という形になったのが嬉しくて、誇らしさもあるようです。さらに先の級は、日本語の問題自体の理解がまだ難しくて、もう少し上の学年になったら目指すようです。
英検の入り口として、幼稚園で英検ジュニアも受けていました。友達みんなで頑張って、ブロンズ、シルバー、ゴールドと級をクリアしていく楽しさがあったのも良かったのかなと思います。
――山根さんの英語力はいかがですか。
いや、めちゃめちゃ低いです。それこそ僕は、生まれ育った広島県からすら、大人になるまでほとんど出ていませんから。
でも、僕、しゃべるんですよ(笑)。家族との海外旅行では強力な奥さんがいますが、なんとなくの英語で自分で買い物もできますし、異文化の人と話すことが面白いからたくさん話しかけます。奥さんからは、英語が上達するタイプだと言われます。娘はもはや、奥さんより話せるレベルだそうで、助けてもらうことも増えそうです。
――今回の留学は、娘さんご本人の意思だったそうですね。
娘は最初に奥さんへ思いを打ち明けたようで、「英語がもっとしゃべれるように勉強しに行きたい」と。その話を聞いて、「早いな」と感心したんです。留学というと高校や大学でのイメージがあるし、僕はそんなことは全く考えていない小学生だったんで。
それで娘に「頑張ってできるならやってみたらいいよ。パパは一緒にはついていけないけれど」と伝えました。そうしたら逆に娘から励まされたんです。「パパ、毎日ビデオ通話してあげるから大丈夫だよ」って(笑)。