また、今回のアンケート結果についても、
「パワハラも問題ですが注目すべきなのは、阪神とオリックスの優勝パレードをめぐっての裏金疑惑と、県職員に対する政治資金パーティー券の購入依頼です。これらが事実ならば明らかに地方公務員法違反であり、そこで政治生命は終わりです」
中間報告では、405人の職員が阪神・オリックスの優勝パレード開催をめぐる資金の還流疑惑について、「見た・聞いた」と回答している。
副知事の鶴の一声で増額?
アンケートで、「目撃などにより実際に知っている」と無記名で答えた回答者の声では、
「当該補助金の補正予算は査定途中で、1億円から片山副知事の鶴の一声にて3億円増額されており、これが告発文書のパレード寄付金へのキックバック額と合います。理屈のない積算など認めないはずの財政課の査定経過にも残っているはずです」
政治資金パーティーについても、
「県内企業に(政治資金)パーティー券の購入依頼にまわっている」
「パーティー券の販売を手伝った県OB本人から聞いた」
「政治資金パーティーへの参加を働きかけるよう幹部職員に指示した」
など具体的に明示している回答が多く出ていた。
斎藤知事はこれまでの会見で、一連の騒動を否定している。百条委は30日に知事の証人尋問を行う予定だ。
最後に東国原氏は、
「これまで何も明言をしていないのは、なにか狙いがあるはず。いずれにせよ、30日の百条委員会で真摯な対応をされることを期待しています」
と語った。
(AERA dot.編集部・板垣聡旨)