14日、岸田文雄首相は、9月の自民党総裁選に立候補しない意向を固めた。自民党派閥の政治資金パーティー裏金事件の対応で党内の支持を失い、再選は困難と判断したとみられている。岸田政権は2021年10月の発足から3年弱。自民党の総裁選で新総裁が選出されたあと、岸田首相は総理大臣を退任することになる。次の首相は? 過去の人気ランキング記事を振り返る(「AERA dot.」2024年1月26日配信の記事を再編集したものです。本文中の年齢等は配信当時)。
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最新のANNの世論調査(1月20、21日実施)では、岸田内閣の支持率は20.4%と政権発足以降最低となった。政府・与党は26日にも通常国会を召集する見込みだが、自民党の裏金問題などへの岸田文雄首相の対応には党内からも公然と不満の声が上がっており、首相の求心力は急降下している。AERA dot.が昨年12月に実施した「次の首相にふさわしい政治家ランキング」では石破茂氏がトップとなったが、「女性がトップになって今の政治を一新してほしい」という声も少なくなかった。そこで、今回はアンケートの第2弾として“女性政治家編”を実施。ランキングには意外な“ダークホース”の名前も浮上した。
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年末年始(12月26日~1月3日)にAERA dot.がネット上で実施したアンケート「『次の首相』は誰が良い?~女性政治家編~」には、549件(男性357件、女性172件、その他・無回答20件)の回答が寄せられた。設問は2問で、「与野党を問わず、次の首相としてふさわしいと思う女性政治家は誰か」「その政治家を選んだ理由」をそれぞれ記述式でたずねた。
10位の福島瑞穂氏(社民)から5位の辻元清美氏(立憲)までは、主に野党の女性政治家の名前が並んだ。6位には、18日に共産党の新委員長に就任した田村智子氏の名前もある。5位の辻元氏に対しては、「発言に鋭さや明快さとともに温かさも感じる」「汚い事に『ノー』と言える、庶民派です」など、生活者目線のスタンスを支持する声が目立った。