4位:明治大(16人)
射撃女子で2大会続けて在学生の代表を送り出した。21年大会の平田しおり、そして今回の野畑美咲だ。明治大は射撃の全日本大学選手権で男子総合2連覇、女子総合6連覇を達成するほどの強豪だ。野畑は大学のスポーツ新聞にこう話している。
「今回が私の五輪初出場となります。慣れないこともあり、プレッシャーも大きく感じることもあるかと思いますが、私なりの射撃ができるよう、謙虚に楽しく射撃をしていきたいと思います。また残り少ない期間ではありますが、いい調整ができるように頑張ってまいります。応援のほどよろしくお願いいたします」(「明大スポーツウェブサイト」24年7月19日)
20代前半の野畑の親世代にあたるベテランアスリートも明治大出身には健在だ。馬術の大岩義明(48歳)、戸本一真(41歳)である。
6位:東洋大(14人)
陸上競技で7人が代表に選ばれている。中島佑気ジョセフ(400メートル)、池田向希(20キロメートル競歩)、小川大輝(400メートルハードル)、桐生祥秀、栁田大輝(以上、4×100メートルリレー)、吉津拓歩(4×400メートルリレー)、川野将虎(男女混合競歩リレー)。桐生は16年大会(4×100メートルリレー)での銀メダルを獲得したとき、在学中だった。陸上部短距離部門アシスタントコーチの土江寛裕さん(法学部教授)はこう話す。
「オリンピックは4年に一度ですから、大学在学中には基本的に1度しか訪れない訳です。実力が伴う時期と開催が重なる選手には、世界選手権やアジア大会といったオリンピックにつながる大会を意識してきっちりとプランを立てながらトレーニングします。結果が出始めると選手も自信になりますが、うまくいかない場合もある。トレーニングも本人が納得した上で行わないと結果は出にくいもので、お互いにオリンピックを目指すパートナーとして対話しながら信頼関係を築くことは必須でしょうね」(東洋大広報誌「TOYO UNIVERSITY NEWS」2024年7月)