
「キャノンボール」スタイルで飛び込み
まずは、ベッドの上で猛烈な勢いで足踏み。次にベッドへダイブ。テニスのラケットを思い切り叩きつけたり、ベッドの上で素早く左右に動いてボレーの練習をまねたりするシーンもある。それを見て、もう1人が笑い転げているようだ。最後は体を丸める「キャノンボール」スタイルでベッドに飛び込んだ。その衝撃にも、ベッドはみごと耐えた。
アイルランドの体操選手、リース・マクレナハンさんの場合、段ボールベッドは東京五輪に続き2度目の体験だ。
「パリ五輪にやって来ましたが、またもや段ボール製の『反セックスベッド』が設置されています。前回はテストに耐えてくれましたが、もしかしたら、私の厳しさが足りなかったのかもしれません」と、ユーモアたっぷりに動画で語った。
マクレナハンさんはベッドの上でジャンプして逆立ちしたり、宙返りをしたりするなど、アクロバティックな動きを披露。そして、一言。
「テストに合格しました!」

(https://www.instagram.com/rhysmcc1/reel/C9pgQiytQYs/)
「反セックス」はフェイクニュース、東京五輪では「炎上」も
世界トップレベルのアスリートたちに挑まれまくっているこの段ボールベッドは、環境に配慮した再生可能な材料で作られている。2021年の東京五輪で初めて採用された。
残念ながら、このベッドは必ずしもコンセプト通り「環境にやさしい」という理由で注目を浴びたわけではなかった。当時はコロナ禍で、選手らの「親密な行為」を防ぐために導入されたとうわさされたのだ。「2人以上の重量がかかるとベッドが壊れるように設計されている」とまことしやかに囁かれた。
しかし、このベッドを開発した寝具メーカー「エアウィーヴ」によると、このうわさは事実無根だという。つまり、「反セックスベッド」はフェイクニュースだったのだ。
さまざまな体形・体格の選手が参加することを考慮して、耐荷重は200キロある。
「もちろん、推奨してはおりませんが、たとえ数人の選手がジャンプしたとしても耐えられるよう設計しています」(同社の担当者)
東京五輪中、「それならば」と思ったかどうかは知らないが、野球のイスラエル代表のメンバー9人がベッドの上で跳びはねて、破壊。その様子を動画でSNSに投稿。たちまち「恥ずべき行為」だという声が上がり、SNSは「炎上」、選手が謝罪する事態となった。