山田千穂さん(撮影/渡辺利博)
山田千穂さん(撮影/渡辺利博)

 周りからは、「何をやっているかわからない」「やっていることがコロコロ変わるよね」と言われましたが、「人と接し、人に話を聞く」という意味ではすべてつながっていたのです。

 記者になったあとようやく理解してもらえるようになりましたが、それまでは「いったい何がやりたいの?」「飽きっぽいね」と批判されることも多く、やりたいことをやってわがままに生きるってすごく大変だなと思ったものです。

 だからといってやりたくもない仕事をしたら、自分に嘘をつくことになります。批判した人たちも、自分の人生に責任を持ってくれるわけではありません。

 ですから、「わがままは正直」と自分に言い聞かせて、誰になんと言われようとやりたいことをやってきました。ここでもギャルマインドが私を支えてくれました。

 今までの経験はすべて人生に活かされています。人の本音を引き出す「ずるい聞き方」も、今まで出会った人たちのおかげで身についたのです。

(編集協力/樺山美夏)

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山田千穂

山田千穂

記者。埼玉県川口市出身。1988年生まれ。『週刊ポスト』『女性セブン』で記者を約10年経験。芸能、事件、健康等の記事を担当。取材で、聞く力、洞察力、コミュ力を磨く。3000人以上に取材。直撃取材、潜入取材を得意とする。 大学在学中は渋谷109で販売員としてアルバイトをし、お正月セール時には1日最高500万円を売り上げる。

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