周りからは、「何をやっているかわからない」「やっていることがコロコロ変わるよね」と言われましたが、「人と接し、人に話を聞く」という意味ではすべてつながっていたのです。
記者になったあとようやく理解してもらえるようになりましたが、それまでは「いったい何がやりたいの?」「飽きっぽいね」と批判されることも多く、やりたいことをやってわがままに生きるってすごく大変だなと思ったものです。
だからといってやりたくもない仕事をしたら、自分に嘘をつくことになります。批判した人たちも、自分の人生に責任を持ってくれるわけではありません。
ですから、「わがままは正直」と自分に言い聞かせて、誰になんと言われようとやりたいことをやってきました。ここでもギャルマインドが私を支えてくれました。
今までの経験はすべて人生に活かされています。人の本音を引き出す「ずるい聞き方」も、今まで出会った人たちのおかげで身についたのです。
(編集協力/樺山美夏)