自治体に寄付をすることで、各地の特産品などを手に入れることができる「ふるさと納税」。ネットショッピングのように寄付先を選べる「仲介サイト」を利用している方も多いと思います。しかし、そのルールが今後、大きく変わるかもしれません。
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先日、インタビューを受けた際に、「ふるさと納税」が話題になりました。
私はシャインマスカットが好きなのですが、普通にスーパーで買うとかなり高いため、税金的なメリットを受けながらゲットできるということで、シャインマスカットが返礼品となっている自治体に毎年、ふるさと納税をしています。
そんなふるさと納税で、大きなニュースがありました。
「ふるさと納税ポイント競争規制 付与サイトで募集、禁止へ」(6月26日配信、朝日新聞デジタル)
総務省は25日、ふるさと納税のルールを見直すと発表した。利用者にポイントを付与する仲介サイトを通じて自治体が寄付を募集することを、来年10月から禁止する。利用者を囲い込むためのポイント競争が激化しており、規制の必要性が指摘されていた。
仲介サイトに「逆風」
「ふるさと納税」は、自治体に寄付をすることで、そのお礼として特産品などの返礼品がもらえる制度。「納税」とついているので勘違いされている方も多いのですが、自治体に寄付をする仕組みです。
寄付した金額のうち2千円を超える額が所得税と住民税から控除され、所得税の還付を受けられたり、住民税が減額されたりします。
税金面でのメリットと、おいしい特産品などがもらえるということもあり、毎年ふるさと納税をしているという人も多いのではないでしょうか。