それでも、れおさん自身が今後も罪を犯さず、生き直しの道を歩まねばならない。
「つながることによって、まずは私自身が再犯せずにしっかり生きること。そして、私の情けない人生をさらけ出すことで、『自分だけじゃなかったんだ』と、前を向いて進む力を分かち合い、犯罪の道に戻る人を一人でも減らすことができたら。それが、自分なりの償いなのではないかと考えています」
れおさんは、仲間たちの力も借りながら、つながり作りを始めた段階だ。家族の理解が得られたら、実名と顔を出して活動したいとも考えているという。
(國府田英之)