それでも、れおさん自身が今後も罪を犯さず、生き直しの道を歩まねばならない。

「つながることによって、まずは私自身が再犯せずにしっかり生きること。そして、私の情けない人生をさらけ出すことで、『自分だけじゃなかったんだ』と、前を向いて進む力を分かち合い、犯罪の道に戻る人を一人でも減らすことができたら。それが、自分なりの償いなのではないかと考えています」

 れおさんは、仲間たちの力も借りながら、つながり作りを始めた段階だ。家族の理解が得られたら、実名と顔を出して活動したいとも考えているという。

(國府田英之)

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國府田英之

國府田英之

1976年生まれ。全国紙の記者を経て2010年からフリーランスに。週刊誌記者やポータルサイトのニュースデスクなどを転々とする。家族の介護で離職し、しばらく無職で過ごしたのち20年秋からAERAdot.記者に。テーマは「社会」。どんなできごとも社会です。

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