茂木幹事長(左)と麻生副総裁

派閥残す麻生氏頼みの岸田首相

 岸田首相の最大の後見人が麻生太郎副総裁とされ、最近も会談や会食を重ねている。

「岸田首相が頻繁に麻生氏と会談しているのは、総裁再選のためのご機嫌取りです。まず麻生氏を頼りにしないとその先がどうにもならない。推薦人20人だって、岸田派がもうないんだから、保証されていないですよ」

 と岸田派の国会議員は心配顔。派閥を解散した岸田首相が、自民党で唯一残る麻生派に頼るのだから、皮肉なものだ。

 衆院の任期満了は来年10月、参院も来年7月には選挙がある。次の総理総裁は、「選挙に勝てる人」であることが条件になる。

 自民党の政務調査役を務めた、政治評論家の田村重信氏は、総裁選についてこう分析する。
「麻生氏は、岸田首相で行くでしょう。茂木幹事長は人気がなさすぎるし、派閥もなくなったので難しい。菅氏は、岸田首相に勝てるのは石破氏しかないと見ている。岸田首相と石破氏の一騎打ちなら石破氏でしょうが、いつも総裁選は第3、第4の候補が出てくる。乱立すれば現職の強みで、岸田首相かな。いずれにしても、麻生氏と菅氏という2人の首相経験者、どちらがキングメーカーの座を勝ち取るかという争いでしょう」

(AERA dot.編集部・今西憲之)

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今西憲之

今西憲之

大阪府生まれのジャーナリスト。大阪を拠点に週刊誌や月刊誌の取材を手がける。「週刊朝日」記者歴は30年以上。政治、社会などを中心にジャンルを問わず広くニュースを発信する。

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