チャールズ国王、カミラ王妃にお別れのあいさつを終え、バッキンガム宮殿を出る天皇、皇后両陛下=2024年6月27日、ロンドン、代表撮影

 イギリスは7月4日の総選挙に向け、選挙運動中だったため、国賓訪問のニュースが幾分少なかったとの声が聞かれた。天皇陛下の温かさとフレンドリーさ、雅子さまの知的でエレガントなたたずまいなどが、SNSなどに感想として上がっている。

 また、キャサリン皇太子妃(42)の晩餐会への出席がかなわず、残念がる声もあった。国王の公式誕生日直前の声明では、「夏にいくつかの公務に参加する希望を持っている」との文言があったからだ。

 国民が次に期待するのは、テニスのウィンブルドン選手権のときだ。妃はパトロンを務めていて、これまで何度も観戦する姿が見られている。

 一方で、今回の歓迎イベントにヘンリー王子(39)の妻・メーガンさん(42)からの水を差す言動がなかったことに安堵の声も聞かれる。これまで、ロイヤルの誕生日や結婚式など大切なイベントにメーガンさんは決まって離脱や妊娠、ブランドの新商品紹介など自分ごとの発表を重ねてきた。メーガンさん不在の理由は、「キャサリン皇太子妃が欠席だったから」とささやかれている。

(ジャーナリスト・多賀幹子)

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多賀幹子

多賀幹子

お茶の水女子大学文教育学部卒業。東京都生まれ。企業広報誌の編集長を経てジャーナリストに。女性、教育、王室などをテーマに取材。執筆活動のほか、テレビ出演、講演活動などを行う。著書に『英国女王が伝授する70歳からの品格』『親たちの暴走』など

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