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早いもので、2024年も折り返しです。1月~6月にAERA dot.に掲載され、特に多く読まれた記事をジャンル別に、ランキング形式で紹介します。エンタメ関係の記事の6位は「peco『私のお母さんはザ・大阪のおばちゃん』 自分が母親になって『感謝した』子育ての方針とは」でした(この記事は3月24日に掲載したものの再配信です。年齢や肩書などは当時のもの)。
【貴重な写真】黒髪のウィッグ、高校時代のpecoさんはこちら
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昨年10月から「peco & ryuchellの子育て日記―新しい家族のかたち」をリニューアル。pecoさんの日々の出来事について綴る連載「pecoの子育て&お仕事日記」として再スタートしました。今回のお話は「私のお母さん」について。
私の母親としての軸には、自分のお母さんの存在があると思います。
お母さんは専業主婦です。とにかくおおらか……と言うと良く言いすぎなんですが、大雑把でいつも明るいです。「起きたことはしゃーない。何を言っても戻れへんから、進むしかないやん」とよく言っていました。「しゃーない」のマインドで、とても前向きなんです。「ザ・大阪のおばちゃん」みたいな人です。
私は、お母さんが自分のことを優先している姿を見たことがありません。うちは兄と姉の3人兄弟なんですが、お母さんはいつも子どものことを考えて行動してくれていました。
今でも感謝していることの一つは、高校のときの話です。私は幼いころからオシャレが大好きで、高校に進学したとき、ブロンド(金色)に髪を染めました。海外のお人形さんのようになりたかったんです。
だけど、私が通っていた学校はそういうことにはめちゃくちゃ厳しくて、染めることは許されていませんでした。
子どもが髪を染めたいと言っても、学校がダメなら「我慢しなさい」と親が止めることがあると思うんです。だけど、私のお母さんは「黒のウィッグ(かつら)を被っていけばいいんじゃない?」と言ってくれました。学校で禁止されていることでも、どうしたらそのやりたい気持ちを叶えることができるか考えてくれました。
友達には「普通、逆だよね。『遊びに行くときにウィッグを被ればいい』って言うよ」なんて言われました。「確かにそうだな」なんて思いました(笑)。
なので、髪の色はいろいろと変えました。グレーにしたり、前髪の裏側だけ紫にしたりとか。裏側だけ紫にしたときは、お母さんは「それならバレない」と言ってくれました。
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