壮大で感動的な楽曲は、ライブでも格別なもののようだ。

「時代を超えるバラードの傑作。 映画館の暗の中で、彼のライブで流れてきたときの鳥肌が立つ程の心のざわめきは他にはないもの。ライブで外さないので彼自身もお気に入りなのだと思われます」(50代・男性)

「LIVEで聴くたび感動します」(60代・女性)

「80曲を歌ったコンサートで沢田研二が目頭を熱くしていたのが印象的でした」(40代・女性)
 

【11位 灰とダイヤモンド】

「灰とダイヤモンド」 撮影/写真映像部・高野楓菜 協力/歌謡曲BAR スポットライト 新橋 

  3月に実施したアンケート「沢田研二ジュリーの好きな曲」でのランキングは9位だった「灰とダイヤモンド」(1985年8月8日リリース/作詞・作曲:李花幻)が11位に。

「復活ジュリーの曲だもの!!」(60代・女性)

「一時休養後の決意が感じられるから」(60代・女性)
 

 それまで所属していた渡辺プロダクションを独立し、東芝EMI(当時)に移籍しての第1弾となった作品だ。前作の「AMAPOLA」(1984年9月)から、約1年ぶりのシングルリリースだったなどの経緯からファンからの人気も根強い。

 また、“ジュリーっぽさ”という声も。

「ジュリーの心情が表れている」(70代・女性)

「歌詞がジュリーっぽい」(60代・女性)

「歌詞も曲も好きだから」(70代・女性)

「ジュリーの作詞、詞が心に染みる」(50代・女性)
 

 そして、願わくば、こんな素敵な曲をぜひライブで!

「男らしさ、カッコ良さがダダ漏れ。当時高校生でしたが魅了されました。一生付いて行こうと決め、今もコンサートに行っています。灰とダイヤモンドは殆どコンサートではチョイスされませんが、いつか生で聴きたいと思っています」(50代・女性)
 

 今年1月に東京から幕を開けた沢田研二の全国ツアー「LIVE 2024『甲辰 静かなる岩』」は、現在も続いている。76歳になった沢田研二の新たな魅力を、発見できることだろう。

(AERA dot.編集部・太田裕子)