日本株も投資信託のように自動つみたてがしたい人は、楽天証券の「かぶツミ」かauカブコム証券の「プレミアム積立(プチ株)」を使おう。定期的にざっくり一定金額を買ってくれる。

日本株1株から買う

 つみたてではなく1株から単発で買いたい人は、SBI証券の「S株」、楽天証券の「かぶミニ」、マネックス証券の「ワン株」、auカブコム証券の「プチ株」を。通常の100株では手が出ない値がさ株も1株から買えるようになる。

「1株投資」サービスは原則として各社が決めた1日数回のタイミングで、株価を指定しない成り行き注文。楽天証券のみ、株価を見ながらリアルタイム取引ができる(注文は成り行き、新NISAでもスプレッド0.22%が発生)。

 1株投資OKの4社で取扱銘柄が多いのはSBI証券、マネックス証券、auカブコム証券。いずれも約3900銘柄なので上場銘柄のほぼすべてに対応している。

 楽天証券は「寄付取引」の対象が約1800銘柄(うちリアルタイム取引は約700銘柄/2024年4月22日現在)だ。

 2024年は3月まで日本株が上昇したが、それより前からコンスタントに史上最高値を更新し続けてきたのが米国株。米国市場に上場している海外ETFにも日本市場にはない魅力的な商品がある。

米国株手数料はどこが安い?

 米国株や海外ETFの取引コストが安いのは、やはり主要ネット証券5社だ。いずれも日本株と同じく「NISA口座で取引した場合は売買手数料無料」でそろった。米国株の特定口座での売買は原則0.495%(税込み)。

 米国株(個別株)の取扱銘柄数には各社で差がある。最多がSBI証券、若干の差でマネックス証券、楽天証券。

 米国株関連に関しては後発組の松井証券、auカブコム証券も取扱銘柄数を増やし続けている。先発3社には届かないが、主要な銘柄は押さえているので激しく困ることはなさそう。

 米国以外の海外株式も買いたい人はSBI証券か楽天証券。SBI証券は東南アジア諸国や韓国株など米国株を含む9カ国の個別株とETFを取り扱う。

 楽天証券は米国株、中国株(香港株、上海A株)に加えアセアン地域4カ国の個別株とETFを取引できる。

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