Aぇ! groupの至宝、佐野晶哉。ドラムにギター、サックス、ピアノ。数々の楽器を操り、作曲もお手のもの。声楽を学んだ高校時代の思い出や曲作りのこだわりなど、音楽トークに花が咲くも、気づけばメンバーやファンへの思いが溢れて──。週刊朝日2023年4月14日号より
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──Aぇ! groupとはどんなグループ?
何事も、自分らが自分らのことをおもろがりながらやってるグループですね。学校にあのメンバーおったら、絶対、固まることないですもん(笑)。各々ちがうところで変なことやってる。でも毎日一緒にいてしんどくなったことは一回もないです。もちろん仲もいいけど、仲のよさともちがう、お互いをすごい尊敬しあっているからこそ出る雰囲気があります。
──グループ結成時から連帯感はあった?
いや、初めはどう打ち解けていいかもわからんし、(末澤)誠也くんなんてそれまでしゃべったことなかったし。僕もまだ高校生やったんで、正直、グループって何なんやろみたいな感じでした。
でも、2019年の「僕らAぇ! groupって言いますねん」っていうお披露目の舞台からは変わった気がしますね。1カ月みんなで東京に宿泊して、ホテルの部屋に料理持ち寄るぐらい仲よくなって。
誠也くんも「いじってええんやで」っていうオーラを出して近づいてきてくれた。千秋楽には号泣して、ああ、もうずっとこのメンバーでやっていくんやって思いました。
──グループでは最年少ですが、年齢差は自然と気にならなくなった?
俺、5個上のお兄ちゃんがいて、いじられたりいじったりしてきたので、もともと年上の人としゃべるほうが得意なんです。それに、ちっちゃいころから劇団でミュージカルをやってたんで、なんなら小学生なのに30、40代の人とばかり一緒になったりとか。だから、今(の末っ子のポジション)は楽ですね。