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 ただし、投信にもいろいろある。国内には上場投資信託(ETF)を含めて6千本近くの投信があると言われる。新NISAでは世界中の株式に分散投資できたり、米国市場の値動きに連動したりするタイプの商品が人気だが、前述したように日本株も好調なので、日本株に投資するタイプの商品に関心を持つ人も少なくないはずだ。

 投資するのだったら、やっぱり運用の成績がいいもののほうがいい。そこで今回、調査会社のモーニングスター・ジャパンに、日本株に投資するタイプの投信のうち、TOPIXを上回る成績を挙げた「アクティブ型」のファンドがどのくらいあるかを調べてもらった。

 すると、今年3月末までの直近1年間でTOPIXのリターン41.3%(収益率=分配金を再投資した場合の基準価額の騰落率)を上回る投信は56本あった。このうち、上位30銘柄が下の表だ。

 アクティブ型は、それぞれ独自の視点から調査や分析を行って組み入れ銘柄を決め、日経平均やTOPIXといった市場全体の値動きを示す株価指数の値動きを上回る成績を目指す。一般的に、指数に連動した成績をめざす「インデックス型」のファンドよりも信託報酬など手数料は高いものの、より大きなリターンが得られる可能性がある点が魅力の一つだ。

 今回の調査では金融庁や投資信託協会が示している新NISAの対象商品のうち、日本株を主な対象としてアクティブ運用を行い、1年以上の運用実績がある204本を対象とした。金融機関にお金を預けて運用をお任せする「ファンドラップ」や確定拠出年金の専用ファンドのほか、業種・地域特化型や通貨選択型、ブルベア型などの投信は対象から除いてある。

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組み入れ銘柄の上位は?