コウイチ(堂本光一)が率いるカンパニーがショーを続けるオフ・ブロードウェイの劇場のオーナーを演じる前田美波里。4月9日の「Endless SHOCK」公開通し稽古(ゲネプロ)より。島田歌穂とのWキャスト(撮影/松永卓也・写真映像部)

2013年からオーナー役を務めてきた前田美波里が「今年は初心の気持ちを忘れずに1回1回丁寧に演じたい。寂しいです」といって泣き真似をすると、「泣いてますか?」と反応したレポーターに、堂本が「松崎(祐介)が泣いてます(笑)」と言って、共演者であり事務所の後輩であるふぉ~ゆ~の松崎に話を振り、「家族のような」と堂本が表現する、気心の知れた間柄だからこそのやりとりが展開された。

 
ラストイヤーを前に前田美波里の「寂しいです」というコメントを受けて「松崎(祐介)が泣いてます」という堂本光一の無茶振りにも、即座に対応するふぉ~ゆ~の松崎(右)と越岡裕貴。「Endless SHOCK」開幕記念会見より(撮影/松永卓也・写真映像部)

 ライバル役が3年目を迎えた佐藤勝利は、「15歳の時に初めて見た『Endless SHOCK』が自分にとって初めてのエンタメ。右も左もわからなかった状態から光一くんに憧れて、『Endless SHOCK』ラストイヤーで役として光一くんと肩を並べさせてもらえるのは光栄です。一生懸命頑張ります」と気合を見せる。

堂本光一(左)と佐藤勝利が、立ち位置を次々に入れ替えながら太鼓を叩く終盤のパフォーマンスも圧巻。4月9日の「Endless SHOCK」公開通し稽古(ゲネプロ)より(撮影/松永卓也・写真映像部)

これを受け、「ラストイヤーという感覚はない」「不思議な感覚」と語った堂本は、「ありがたいことに大阪公演も博多公演もあり、11月にはまた帝劇に戻ってきます。2000年に打ち上げ花火が上がるように『MILLENNIUM SHOCK』が始まったように、打ち上げ花火のようにいっぱいやろうということで、たくさん演じさせていただきます。みなさんにまず感謝をしたい」と、2024 年4月22日の公演でついに 2000 回を達成し、5月9日には、国内演劇における単独主演記録2017回を超え2018回を達成し、単独1位となる見込みの前人未踏の作品を支えてくれた人たちに対して感謝を述べた。

堂本光一作・構成・演出・主演の「Endless SHOCK」開幕記念会見で、佐藤勝利が所属する「timelesz」オーディションの話題に。「意外と赤いバラも似合うぜ」とアピールする堂本光一に恐縮する佐藤(撮影/松永卓也・写真映像部)
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ラストイヤーの実感は