レパートリーは多彩だ。おススメは、レンチン7分でできる鯖缶を使ったカレー。「超元気でるし、イライラが吹っ飛んで疲れも取れる!」(撮影/編集部・古田真梨子)

 「会いたい人に会いに行く」は、その名の通り、AERA編集部員が「会いたい人に会いに行く」企画。今週は「みきママ」に子育て中の記者が会いに行きました。

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「みきママ」の愛称で親しまれる料理研究家、藤原美樹さん(44)。ほぼ毎日更新するブログで、大皿にドーンと盛られた焼きそばや巨大煮込みハンバーグなど豪快な家庭料理を紹介している。その食卓に明るい人柄を感じて以来、ずっとファンだったが、ブログに度々登場してきた長男の「はる兄」が昨春、東京大学に現役合格したと知り、どんな子育てをしてきたのか聞いてみたいと取材を申し込んだ。

 広いキッチンのある自宅兼仕事場で歓迎してくれた藤原さんは、名刺交換もそこそこに、

「何だか疲れてますよね? そんな時は豚肉のビタミンB1がいいですよ」

 と教えてくれた。とにかく元気でよく笑う。料理を本格的に始めたのは長男出産後で、節約のために食材を1週間分まとめ買いし、図書館の料理本をメモして勉強したという。ブログには時々「雑だ」というコメントが寄せられるが、意に介さない。

「子どもが3人いたら、結果的にこうなっちゃう(笑)。インスタ映えなんて考えてません」

 そんな藤原さんは、両親が離婚し、ラーメン屋で必死で働く母の姿を見て育ったという。

「母はいつも一生懸命で、大学も卒業させてもらった。でも、弟と2人きりで過ごすことが多くて寂しかったんです。我が子にはそんな思いはさせたくない。ご飯を作って食卓を楽しいものにして、一番の味方だということを伝えよう、と。子どもたちは大事な時に、その気持ちに応えてくれるんじゃないかな」

 そう考えていたので、子どもたちを幼い頃から学習塾に通わせるような教育はしてこなかったという。長男は小学生の頃にサッカーに熱中。8割が中学受験をするエリアに住んでいるが、公立中学に進んだ。すると、1年生で学年1番になったという。

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古田真梨子

古田真梨子

AERA記者。朝日新聞社入社後、福島→横浜→東京社会部→週刊朝日編集部を経て現職。 途中、休職して南インド・ベンガル―ルに渡り、家族とともに3年半を過ごしました。 京都出身。中高保健体育教員免許。2児の子育て中。

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