2人とも、そこそこオトナ年齢なのに担当編集が一瞬席をはずして戻るとこの状態(撮影/写真映像部・戸嶋日菜乃)
2人とも、そこそこオトナ年齢なのに担当編集が一瞬席をはずして戻るとこの状態(撮影/写真映像部・戸嶋日菜乃)

(河本)タステ(編集部注:河本さんはテスタではなく「タステ」と呼んでいる)、僕たちが作ったお米、食べてくれてたよね。

(テスタ)コロナ禍で外食する機会もなくなり、河本さんの作った「準米」(河本さんのお米の名前)を自分で炊いて食べてました。

(編集部)えっ、テスタさんが自炊!?

(河本)タステの家、ほんと生活感がないもんね(笑)。

(テスタ)外食できないから、さすがに米ぐらい自分で炊くしかないと思って、とっても高い炊飯器を買ったんですよ。

 河本さんのお米をドーッと入れて適当に炊いたら、めちゃくちゃおいしかったんです。でも、その高級炊飯器には保温機能がなかった!

(河本)知ってる、その高級炊飯器(笑)。ラップにくるんで冷凍して、あとで食べればいいじゃない。

(テスタ)冷凍したお米をチンするのって、僕にとってはもう料理だからハードルが高いんですって。せいぜい保温までが精いっぱい。

(河本)保温って、タステなんもしてないやん。

(テスタ)その保温ができない炊飯器だったので、ショックでした(笑)。それぐらい料理ができないんですよ。河本さんが時々、僕の家に遊びに来てくれるときも「ウーバーイーツ」しか頼まないでしょ。

(編集部)河本さんは料理がお好き?

(河本)はい。料理、嫌いではないですが、さすがに他人の家では料理しません。そもそも、タステの家には食材もなければ調理器具もない(笑)。

 冷蔵庫の中がペットボトルでいっぱいで、ちょっとしたコンビニですからね。よし、来週行くわ、料理するわ。

(テスタ)あっ、そういえば僕、河本さんの手料理、食べたことありますよね? 北海道へ河本さんと後輩芸人の方々とスノボ(スノーボード)の旅行に行かせてもらったとき。

 僕たちはひたすらスノボをしていて、一番先輩の河本さんだけが宿に残って、ひたすら大量のカレーを作ってくれていた(笑)。

(河本)そやそや。僕、みんなのために一人ぼっちでめちゃめちゃ料理したんや……って、ええ加減にせえよ!(笑)

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