それでも『富士山』の最終7区で区間賞の走りを見せた新井沙希(3年)、『全日本』2区3位、『富士山』1区6位とルーキーながら力を見せた岩崎麻知子(2年)らが今年もチームに残っている。ここに大黒柱になるべき不破が完全復活できれば、今年の女子駅伝界でも“見せ場”は作れるはずだ。
以前は高校卒業後すぐに実業団に入社する有力ランナーが大半だったが、今夏のパリ五輪のマラソン代表となった鈴木優香(大東文化大卒)や細田あい(日体大卒)、加世田梨花(名城大卒)ら、大学経由のトップランナーも増えてきた印象も受ける。今年も各大学が「打倒・名城大」を掲げる中、昨年以上の“熱い戦い”を期待するとともに、新たなヒロインの出現を求めたい。