ソフトバンクの一番の補強ポイントは先発の柱だろう。昨年は規定投球回数に達した投手がゼロ。千賀滉大(メッツ)が退団以降、絶対的エースがいない。そこで、日本で実績があるバウアーだ。今年はメジャー復帰を熱望してメキシカンリーグのレッドデビルズに期間限定で入団している。
だが、メジャーを取材する記者は、女性トラブルから出場停止処分を受けたこともあるバウアーについて、
「メジャーの球団が獲得する可能性は低い。そうなるとシーズン途中に日本球界でプレーが現実的な選択肢となります。条件面がネックとなりますが、資金力で言えばソフトバンクが最も有利です」
と分析する。
4年ぶりのV奪還を目指すソフトバンクが、筒香、バウアーを両獲りするような展開があるのだろうか。
(今川秀悟)