・理屈っぽく、発言が単刀直入(→これはいずれも現実に近い)
・研究室では常に白衣を着ている(→化学者や生物学者はそうだろうが、白衣の物理学者など見たことはない。少なくとも私は今まで自分の研究室で白衣を着たことなど一度もない)
・いつも汚い学食で食事をしている(→最近の学食は以前に比べてかなりきれいになっているとはいえ、基本的には正しい)
・突然何か思いついたが最後、所構わず怒涛の勢いで意味不明の数式を書きなぐりはじめて止まらない(→数式を書いて議論を進めることは日常茶飯事であるが、黒板や紙ではなく、塀や道路であろうとお構いなしに書きなぐる危ない人は見たことがないし、仮にいたならば、決して近寄りたくない)
・研究室で料理をして食べる(→40年以上前に私が大学院生として在籍していた実験関係の研究室では確かにほぼ毎日そこで夕食を作って食べている先輩がいた。ただし現在では、火災防止の観点からガスの使用は禁止されており、強い火力を要する中華料理は満足できる仕上がりにはならないであろう)
・常に冷静沈着でハンサム(→残念ながらそのような教員の存在はほとんど期待できない)
推理小説に登場する数式が高度過ぎる件
ところで東野圭吾氏は理科系出身であるためか、その作品は理系ミステリーに分類されることがある。逆に言えば、世間的には推理小説とは本来文科系に分類されるものと理解されているのかもしれない。