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新NISA(少額投資非課税制度)がスタートして早いもので3カ月が過ぎる。過去に配信した新NISAに関する記事のなかで特に読まれたものを再配信する。(2024年2月29日配信の記事を再編集したものです。本文中の年齢等は配信当時)

【表の続き】新NISA開始1カ月で買われた投資信託ベスト30はこちら!

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 新NISAスタート1カ月で「実際に買われた」投資信託は? 主要ネット証券5社の生データを入手し、買い付け金額順にランキングした。

 1月開始の新NISAは、つみたて投資枠(積み立てのみ可)と成長投資枠(積み立ても一括投資も可)に分かれている。

 つみたて投資枠の投資信託は273本(金融庁、2024年1月30日現在/ETF=上場投資信託は含まず)。成長投資枠は1870本(投資信託協会、同2月19日現在/非上場)もある。

 この中で、実際に個人投資家に新NISAで買われた投資信託は?

 本誌はSBI証券楽天証券、マネックス証券、松井証券、auカブコム証券──主要ネット証券5社の生データを入手。各社とも個別の数字は非公開だが「5社合計なら」という条件付きで掲載許可を得た。

 期間は1月4~31日。NISA口座(つみたて投資枠+成長投資枠)で受け渡しが行われた投資信託を「買い付け金額順」にランキングした。

 参考までに、各投資信託の「買い付け件数」「1カ月の積立設定金額(5社平均)」も併記している。

米国集中を避けた

 買い付け金額1位は「eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)」2941億円、2位は「eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)」2041億円。トップの2本だけで約5千億円だった。

 純資産総額で見るとeMAXIS Slimの全世界株式が2.4兆円(24年2月15日現在/以下同)、S&P500が3.6兆円で、純資産総額ベースではS&P500のほうが人気。

 直近1年の上昇率を見ても、全世界株式は32%、S&P500は40%。後者のほうが成績はいいのだが(1年以上の長期データで見ても同様)、新NISAの初月を制したのは全世界株式となった。米国だけに集中投資するリスクを避ける人が多かったのだろう。

 なお、この2本は1月4日初日に記録的な申し込みがあった。「全世界株式(オール・カントリー)」が1010億円、「米国株式(S&P500)」が653億円(いずれも確定値)。たった1日でこの金額とは。

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中島晶子

中島晶子

ニュース週刊誌「AERA」編集者。アエラ増刊「AERA Money」も担当。投資信託、株、外貨、住宅ローン、保険、税金などマネー関連記事を20年以上編集。NISA、iDeCoは制度開始当初から取材。月刊マネー誌編集部を経て現職

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