篠田麻里子

鈴木氏は「女優再生」の請負人

「鈴木氏は、プロデューサーに今までにないキャスティングと豊富なベッドシーンを求められ、思いついたのが不倫騒動で活動自粛中の篠田だったとラジオ番組で話しています。鈴木氏としては、昨今のキャンセルカルチャーに対するアンチテーゼという意味もあったようです。ドラマ初回放送を控えた座談会では、AKB48の篠田しか知らない人に、彼女の芝居もいいかもと思ってほしい、女優として大ブレークしてほしいという思いがあると語っています」(前出のテレビ情報誌編集者)

 鈴木氏には、これまでも、東出昌大との不倫騒動で干されていた唐田えりかをNetflixドラマ「極悪女王」に起用し、新境地を開拓させた実績もある。スキャンダルからの復活を目指す篠田にとっても、今回の登板は願ったりかなったりだっただろう。

「鈴木氏は『奪い合い』シリーズ(テレビ朝日系)でも水野美紀を怪演女優として再ブレークさせ、『M 愛すべき人がいて』に出演した田中みな実を“イロモノ女優”として印象付けることに成功しています。特に田中は女優としては駆け出しでしたが、ケレン味たっぷりの鈴木脚本のおかげで演者として大きな爪痕を残しました。その後、彼女は本人の努力もあり細やかな演技もできる女優へと成長しましたが、きっかけを作った鈴木氏の功績は小さくない。篠田は以前、吹き替えを担当したハリウッド映画で、演技のひどさが話題になりましたが、自らも演技が苦手だと語っています。最近、女性誌が行った『演技がイマイチだと思う“アイドル出身女優”ランキング』でも元同僚の前田敦子を抑えて1位になってしまいました。そんな篠田がどう化けるのか、非常に楽しみですね」(前出の女性週刊誌記者)

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過去にも“濡れ場”を経験