篠田麻里子(撮影/写真映像部・東川哲也)

 脚本家の鈴木おさむが書いた最後のドラマ離婚しない男―サレ夫と悪嫁の騙し愛―/最終回・1時間拡大スぺシャル」(テレビ朝日系)が16日午後11:00から放送される。不倫疑惑をきっかけに泥沼の離婚劇を繰り広げて以来、表舞台から遠ざかっていた元AKB48の篠田麻里子の復帰作となったが、不倫に溺れる妻役を演じていることから、大きな話題となった。(「AERA dot.」2024年2月4日配信の記事を再編集したものです。本文中の年齢等は配信当時)

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「このドラマは、30年あまりの放送作家・脚本業に今春で終止符を打つことを発表した鈴木おさむ氏による地上波連ドラ最後の脚本。鈴木氏は『最後にバズるドラマを作りたい』と気合を入れて臨んでいるようです。鈴木氏がスキャンダルで炎上した篠田に私生活を彷彿とさせる不倫妻役をキャスティング。地上波としては放送コードギリギリの攻めた表現が満載のハイテンションドラマになっています。篠田も自分のために新たな設定を加えて当て書きされた脚本に心打たれたようで、番組スタート数分で不倫相手との濃厚な濡れ場を披露するなど、熱の入った体当たりの演技を繰り広げています」(テレビ情報誌の編集者)

 ひたすらバズらせることを目指した鈴木氏の脚本に、篠田をはじめとする役者人の熱演も相まってドラマは好評。見逃し配信では、テレ朝の全番組歴代トップの350万再生を突破する記録を打ち立てた。

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雛里美和

雛里美和

ライター。新宿・十二社生まれの氷河期世代。語学系出版社から邦ロックシーンを牽引するライブエージェント(イベンター)を経て、独立。教育からエンタメまで幅広い分野で活動する。

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