働く女性たちが男性化することもなく、女性ばかり家事育児を担ったり、何かを犠牲にしたりすることもなく、誰もが人間らしく働き続けることができる社会へ。コロナ禍で定着したリモートワークや地方移住という選択も組み合わせて考えた先には、今より良い日々がきっとある。
編著に『変わろうとする組織 変わりゆく働く女性たち』がある静岡県立大学の国保祥子准教授(経営学)は、こう話す。
「誰もが幸せにサステナブルに働くことを模索するようになったと感じています。根っこにあるジェンダー意識をフラットにして、男性も女性も、個人も会社も社会も変わっていくといいですね。男女が対等で、それぞれが幸せであることは、次の世代にとっても、とても重要なことですから」
(編集部・古田真梨子)
※AERA 2024年3月11日号より抜粋