今月、最終回を迎えるNHK連続テレビ小説「ブギウギ」で趣里演じるヒロイン・スズ子の先輩・橘アオイ役を好演し、一気に知名度が増したOSK日本歌劇団の翼和希(つばさ・かずき)。2月に「ねとらぼ調査隊」が発表した「『40代以下の女性が選ぶ』連続テレビ小説『ブギウギ』に登場する好きな女性キャラランキング」では、ヒロインに次ぐ2位にランクインするなど、注目度が一気に高まった。
翼が本作で演じた役どころは、ヒロインと同じ梅丸少女歌劇団に所属する男役トップスター。教育係として新人を厳しく指導しつつも、愛情深く、華やかなダンスで周囲を魅力するキャラクターで、SNS上でも「凛々しくてかっこよくて本当に素敵」「全然知らなかったんだけど『こんな人がいたんだ!』という発見」など評価する声が目立っていた。
2022年に創立100周年を迎えたOSK日本歌劇団に所属し、実際に現役男役スターとして活躍している翼。一方、本作が初のテレビドラマ出演となるだけに、その人物像が気になっている人も多いだろう。
「演技だけでなく、優れたダンススキルと歌唱力を持つ翼さんですが、出身地である大阪府枚方市の広報誌では、幼いころは人前に立つことが苦手で、歌劇にも興味がなかったと明かしていました。中学ではバレーボール部に所属し、負けず嫌いな性格でバレー中心の生活を送っていたそうです。しかし、中学2年生の時に姉が借りてきた宝塚歌劇団のビデオを見て画面に映る男役に衝撃を受け、そこからは毎日、歌や踊りの練習に没頭。宝塚歌劇団を目指し、受験できる高校3年生まで4回挑戦するも縁がなく、最後の受験で不合格になったときは目の前が真っ暗になったとか。そんな中、教室の先生にOSK日本歌劇団のことを教えてもらい、すぐにレビューを見に行き、受験を決めたと話していました。自身にとってOSKは大恩人で、いつか義理を返したいと思っているそうです」(テレビ情報誌の編集者)