自民党は「石破茂」「上川陽子」「岸田文雄」「小泉進次郎」「河野太郎」「高市早苗」「野田聖子」「茂木敏充」「その他」(記述回答)、立憲民主党は「泉健太」「枝野幸男」「逢坂誠二」「小川淳也」「小沢一郎」「辻元清美」「西村ちなみ」「野田佳彦」「蓮舫」「その他(記述回答)」とした。

 自民党の回答を見ると、石破茂氏が35%でトップ。2番手に来たのは「無回答、いない」で25%だった。次いで上川陽子氏が14%、高市早苗氏が8%、小泉進次郎氏が7%、河野太郎氏が4%だった。岸田首相は1%だった。

自民党鳥取県連主催の国政報告会であいさつする石破茂元幹事長=2024年2月10日
衆院予算委で質問する立憲民主党の野田佳彦元首相=2023年11月22日

立憲はトップが「無回答、いない」

 立憲民主党の回答を見ると、トップが「無回答、いない」で28%に及んだ。2番手が野田佳彦氏で14%、次に枝野幸男氏が3%、現党首の泉健太氏が10%、蓮舫氏が8%、辻元清美氏が7%と続いた。

 立憲民主党の「無回答、いない」の記述回答を見ると、

「揚げ足取りの質問ばかりで政権担当能力のある人材がいると思えない」(男性、60代)、「全ての人が少々力不足です」(女性、60代)

 といった声があった。野田氏に期待する声としては、

「自民党安倍と約束し退陣したが、裏切りにあった無念を晴らす、野田氏に期待する」(男性、70代以上)、「前回まんまとだまされて下野した野田さんにもう一度復活してもらいたい。人のあら探しに全力投球したり、うそをついても平気でいられたりする厚顔無恥な国会議員が増えたなかで昔ながらの気骨のある数少ない『政治家』だと思う」(男性、50代)

 といった声があった。

 今後どのような展開が待っているのか。日本の政治が岐路に立っている。

(AERA dot.編集部・吉崎洋夫)

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吉崎洋夫

吉崎洋夫

1984年生まれ、東京都出身。早稲田大学院社会科学研究科修士課程修了。シンクタンク系のNPO法人を経て『週刊朝日』編集部に。2021年から『AERA dot.』記者として、政治・政策を中心に経済分野、事件・事故、自然災害など幅広いジャンルを取材している。

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