昨年10月から「peco & ryuchellの子育て日記―新しい家族のかたち」をリニューアル。pecoさんの日々の出来事について綴る連載「pecoの子育て&お仕事日記」として再スタートしました。今回のお話は「息子くんとの朝」について。
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土日はのんびり起きることが多いですが、早起きの5歳の息子が「遊ぼー」なんて言いながら、私を起こしてくれたりします。
先日こんなことがありました。土曜日の朝でしたが、息子が私よりも早く起きて、私の横で遊んでいました。目が覚めて5分くらいして「起きなあかんわ」と思っていたときに、息子から「ママは恐竜ね」と言われて、「おさるのジョージ」のお人形を渡してくれました。
息子はディズニーのアニメ映画『ダイナソー』が大好きで、3歳のころによく見ていました。しばらく見ていなかったのですが、この日の朝は、ひとりでダイナソーごっこをしていたようです。
この映画はキツネザルが恐竜を育て、家族になるというとても良いお話です。恐竜がそのおサルさんを背中に乗せて、肉食恐竜から逃げるシーンがあるんです。
息子はこのシーンを再現したかったらしく、私は逃げる恐竜の役で、息子は肉食恐竜の役をやろうとしていました。「僕がママのほうを振り向いたら、ママは『大変だ!』と言って逃げて」と息子は私に指示をしてくれました。
寝起き5分で、土曜日の朝で、もうちょっと寝かしてよ、というタイミングで、頭がボーっとしていて、息子が振り向いた瞬間に私がセリフを言うことができず……。2回目は私の中ではできていたんですが、息子が振り向いたときに0.5秒くらい反応が遅かったようで、息子が怒って泣いてしまいました。
「ごめんごめん」と謝って、「もう一回やろう」と言っても、こういうときの息子は絶対にもう一回やってくれないんですね。へそをまげてしまうんです。