さらに、小林さんはいわゆる“オタク性”が「つぶされることがない」のも同校の特色だと言う。

「たとえば、音楽が好きで、オリコンチャートの週間1位を1年分覚えている同級生がいた、と話してくれた人がいました。北海道から鹿児島まで各駅停車で乗り継ぐ最速のルートを調べ上げている同級生もいたそうです。その人はその同級生のことを『時刻表アプリ』と称していました。クラスには『武将アプリ』『数学アプリ』『アイドルアプリ』と言える人など、多数の『オタク』がいたそうです」

 ひとつの考えに凝り固まることなく、柔軟に自らの頭で考える力を育てる筑駒。今年の試験を突破した筑駒生が、将来どのような活躍をするのか楽しみだ。

(AERA dot.編集部・唐澤俊介)

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