白川:ファンの方との触れ合いも、まだまだマスクやパーティション越しではありますが、それでも「何年ぶり!」って会えたことを喜んでくださる笑顔が見られるときも、ハッピーを感じますね。
後上:ここ数年、大晦日に紅白、年が明けて元日にスーパー銭湯で新年ライブ、という濃密な時間を過ごさせてもらっていて。そのときの「純烈やってるなぁ」と実感できる瞬間もハッピーですね。今回は紅白で小田井さんと、日付が変わったら新しいメンバーの岩永(洋昭)さんと銭湯で歌うという、新しい年またぎの経験が楽しみです。
──小田井さん、純烈でやり残したことは?
小田井:紅白出場も実現しましたし、結成したときの個人的な夢だった座長公演も実現できて、やり切った思いです。唯一公言していて実現できていなかった、「ワイヤーでステージを飛ぶこと」、これもついに叶(かな)いましたので、コンプリートですね。
──酒井さんたちは飛ばないんですか?
酒井:俺は飛びたくないですよ(笑)。このひとだけです、こんなこと言ってたの。
──メンバーの役割分担は?
白川:小田井さんは車でいうとエンジンで、家族でいうとお母さん。メンバーを見守ってきてくれた優しい存在です。
酒井:僕がお父さんで小田井さんがお母さん、白川がお兄ちゃんで後上が弟という感じですね。
後上:メンバーの悩みを聞いてくれたり、家庭内バランスをとってくれたりする存在でした。他の家族がやらない大変な場所の掃除を引き受けてくれるような。
酒井:僕がレコード会社などとの交渉の窓口となる一方で、小田井さんは純烈のおうちの中をしっかり守ってくれている。だから、僕がどんどん強気にいけるという。
──年明けからお母さんがいなくなりますが……。
小田井:でもまあ僕からみたら、お母さんが必要な時期はもう過ぎたかな、みんな立派に育ったかなという感覚もあって。
──岩永さんは“新しいお母さん”ということになるんですか!?
酒井:いやいや、新しい家族ではあるけれど、あんなムキムキなママはちょっと……(爆笑)。新しい純烈は、家族とはまた違う結びつきが生まれるかもしれません。