箱根駅伝の記念すべき100回大会で、青山学院大学を優勝に導いた原晋監督が、11日放送の人気バラエティー番組「日曜日の初耳学」に出演する。今でこそ、名門となった青学。しかし、作家の林真理子さんとの対談では、契約更新時のピンチを明かしていた。(週刊朝日2016年3月18日号より抜粋した一部を2016年3月11日に配信した記事の再掲です。年齢、肩書等は当時)
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箱根駅伝で39年ぶりの完全優勝に導いた青山学院大学陸上競技部の原晋監督。ユニークな指導法が各方面から注目を浴びている。しかし、実は一度、ピンチもあったそう。原監督や選手の皆さんが暮らす町田寮で行なった作家・林真理子さんとの対談では、意外な乗り越え方を明かした。
林:ところで原監督ご自身は一度陸上から離れて、中国電力で営業マンをしていたころ、青学の陸上部の監督に誘われたんですよね。
原:大学を卒業して中国電力の陸上部の1期生として入ったんですが、入社1年目に右足首をねん挫して、5年で退部して営業所に配属されました。そこで一念発起して営業マンとしてかなりの成績をあげたんですが、10年くらい経ったとき監督の話が舞い込んできたんです。
林:就任当初、「3年間で結果を出す」とおっしゃったのに結果が出なくて、そこで必死のプレゼンテーションをして契約が継続されたと書かれていましたが。