人気のカルビは韓国語であばら

最近、珍しい部位を提供してくれる焼肉店も多くなってきましたが、やはりダントツ人気はカルビです!
【カルビ】カルビは韓国語であばら(肋骨)を意味し、あばらの周りについているバラ肉のこと。甘みと柔らかな食感のハーモニーは文句なし!王道の味です。
【ハラミ・サガリ】人気のハラミは、じつはホルモンの一種。横隔膜周辺の肉をハラミと言います。
肋骨側の腰椎の近くにあるのは希少部位のサガリ。こちらもとても美味のため、最近人気急上昇中です。
ハラミは赤肉のような柔らかさと旨味がありながら、ヘルシーなのもうれしいですね。
【タン】上タンは舌のつけ根部分、普通のタンは舌の真ん中部分になります。
鮮度のよい上タンは、刺身で食べられるほどの上質の柔らかさ。独特の食感と味わいが人気です。
サッと炙って、レモン味やネギ塩味でサッパリ食しましょう。

焼き方次第で美味しさが変わる⁉

美味しい焼肉をさらに美味しくするために、焼き方にも一工夫。
まず、低温でじっくり焼くという方法は誤った焼き方。金網がアツアツになるまで、じっとガマンしましょう。そして、金網が高温になったところで、炙るように一気に焼いていきます。すると美味しさも格段にアップ!
自宅で肉を焼く場合には、焼き始める15分くらい前に冷蔵庫から肉を取り出しておくことがポイント。実は、肉が冷えすぎていると表面だけ先に焼け、焦げてしまうことがあるからです。
また、ホルモンの場合は、何度もひっくり返すと肉汁が落ちてしまうため、片面をジックリ焼いてからひっくり返し、裏面は軽めに火を通す感じ。そうすると表面は香ばしく、中はやわらかで肉汁たっぷりの絶妙な食感を楽しめます。

焼き方の順序は、タレの味が薄い順

ちなみに、一般的にタン塩から焼き始めるケースが多いのですが、実はこれ、とても理に適っているのです。
というのも、レモン味→塩ダレ→味噌ダレといった具合に、タレの味が薄い順に焼いていくと、人の味覚は肉の旨みを存分に味わうことができるからなのです。
また、「サッと表面を炙る程度でレア感を堪能する」「片面だけじっくり焼く」「両面じっくり焼く」「脂の多いほうから先に焼く」……など、肉の部位によって美味しさを堪能できる焼き方は多種多彩。
こうした点から、お店によっては最も美味しく食べられるよう、肉の厚み、大きさを工夫して切り分けて提供している場合が多いので、肉が運ばれてきた時に「これはどう焼くと一番美味しいですか?」と質問すると、最も適切な焼き方を伝授してくれるはず!
栄養の高いものを食べることで、パワーがみなぎるのはもちろん、美味しいものはカラダも心も元気にしてくれます。ジューシーで旨味たっぷりの焼き肉をおなかいっぱい食べて、ハッピーな気持ちになれたら最高ですね!