反対に、家を出るギリギリまで寝ていたり、身じたくでバタバタしたり、駅まで走ったり、忘れものを取りに帰ったりすると、交感神経が急激にはね上がり、自律神経のバランスが乱れてしまいます。
ゆるやかに、スムーズに、副交感神経優位から交感神経優位へ切り替えることが大切です。
そのために取り入れたい、朝のルーティンをご紹介しましょう。
(1)カーテンを開ける
朝、起きたらまずカーテンを開けましょう。太陽の光を浴びると体内時計がリセットされ、交感神経へのスムーズな切り替えをうながします。
(2)部屋の空気を入れ換える
窓を開けて、新鮮な空気を取り入れましょう。外気にふれることで、交感神経にゆるやかな刺激を与えることができます。
(3)思いきり伸びをする
外の空気を感じながら、両手を上げてグーッと伸びをしましょう。眠っている体が目覚めます。
(4)コップ1杯の水を一気に飲む
寝ている間に失った水分を補給するとともに、眠っている腸に刺激を与えることでスムーズな便通をうながします。
(5)起きて1時間以内に朝食をとる
朝食をとると、体内時計を管理する「時計遺伝子」が動き出します。食物繊維とビタミンをとることを意識して、バランスのよい朝食で腸を動かしましょう。
(6)今日の流れを1分で確認する
前日にシミュレーションしたことを、もう一度おさらいしましょう。落ち着いて一日を始めることができ、忘れものなどの「うっかり」を防ぐことができます。
(7)外気に触れて体を動かす
活動することで元気の源・セロトニンが増加し、やる気がアップします。夜になるとセロトニンは睡眠をうながすメラトニンに変わるので、自然と眠くなります。
以上が、私がおすすめする「朝の7つの習慣」です。