写真:西崎彩智さん提供

【ゴールを決める】

 毎日何時間もかけて片づけをするのは現実的ではない。もしできたとしても維持は難しい。繰り返しになるが、重要なのは習慣化。そのため、前述のように目標は小さく。今できる片づけから始め成果を積み重ねていく。

「明確にゴールを決め、その時間内に片づけをやり切ること。私が受講者のみなさんとオンラインでやっているのは、朝の10分間、タイマーをかけて一斉に片づける2週間の朝活です。『残り5分、4分……』とカウントダウン。やり始めはアタフタしつつも、だんだん慣れ、朝活が習慣化する人が非常に多いんです」

片付け目安は1カ月半

 最終的に家全体の片づけを目標としている場合も、ゴールを決める。西崎さんがお勧めする一つの目安は1カ月半。すべての部屋を片づけるのに1カ月では短すぎ、2カ月以上では集中力が続かない。見通しを立て、やるべきことを調整していけるのが「1カ月半」だという。今から1カ月半後は3月半ば。「花見をしてホームパーティー」「春休みに子どもの友達を自宅に招く」などイベントを計画すると、モチベーションアップになる。

(ライター・羽根田真智)

AERA 2024年2月5日号 より抜粋

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